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2025/09/23 15:22 ~ なし

木造住宅のリノベで飲食店厨房の防水対策【リノベ、コンバージョン】

木造住宅のリノベと飲食店利用

近年、木造住宅や木造ビルをリノベーションして、住宅の一部をテナントとして貸し出すケースが増えています。特に飲食店としての転用は需要が高く、軽飲食なら問題は少ないですが、**重飲食店(ラーメン店・焼肉店など)**の場合は「ウェット厨房」となるため、防水対策が欠かせません。  

ウェット厨房とは?リノベで注意すべきポイント

ウェット厨房は、床や壁に水を流して清掃できる厨房です。  

■特徴

- 排水溝やグリーストラップを設置  

- 床に水を流すため**防水施工が必須**  

- 中華料理店・焼肉店・ラーメン店などに多い  

 

ドライ厨房とは?リノベ向きのケース

一方のドライ厨房は、床に水を流さずモップなどで清掃するスタイルです。  

■特徴

- 防水の負担が小さい  

- **カフェ・ベーカリーなど軽飲食のリノベに適している**  

- 重飲食店用途には不向き  

 

荷重を抑えた乾式工法での防水|リノベに最適な方法

木造住宅のリノベで有効なのが「乾式工法」です。  

■ 乾式工法の流れ

1. 既存床に防水シートや塗膜防水を施工  

2. 軽量な下地パネル・合板で二重床を構築  

3. 防水モルタルや厨房用ビニールシートで仕上げ  

 

### メリット

- 荷重を大幅に軽減  

- 木造床の強度を確保  

- 防水性と衛生性を両立  

 

荷重を抑えた乾式工法での防水|リノベに最適な方法

木造ビルのリノベで有効なのが「乾式工法」です。  

 

■乾式工法の流れ

1. 既存床に防水シートや塗膜防水を施工  

2. 軽量な下地パネル・合板で二重床を構築  

3. 防水モルタルや厨房用ビニールシートで仕上げ  

 

■メリット

- 荷重を大幅に軽減  

- 木造床の強度を確保  

- 防水性と衛生性を両立  

まとめ|木造ビルのリノベで厨房防水を成功させるには

- **リノベで飲食店をつくる際は「防水+荷重」の両立が必須**  

- RC造の防水工法をそのまま適用すると危険  

- 乾式工法を組み合わせることで、安全かつ衛生的な厨房にできる  

 

👉 木造住宅のリノベで飲食店を検討するなら、早めに専門家へ相談し、防水・荷重・設備を総合的に設計することが成功のカギです。